石焼き芋が恋しくなる季節に思い出す

小学生の頃寒くなって来るとよく、石焼き芋屋さんのトラックが通学路の途中に止まってました。

帰り道、友達と一緒に石焼きされてる芋を見せてもらったりなんて事も。

買うわけではないのに、店主のおばさんはいつも笑って、石焼き芋を転がし焦がさない様にする作業を見せてくれました。石焼きなのでトラックの側は暖かく、ストーブ代わりに引っ付いたりしてよくお世話になりました。

その焼き芋屋さんに一度だけ、石焼き芋を頂いた事があります。

思ってもみなかったのでやったーと遠慮なくバクバク一気に食べました。温かくて美味しくて、寒い中食べるとまた一段と幸せな気持ちに。

おばさんは、「今日はもう売れないから」と言ってたので、当時はラッキーとか嬉しいとか単純な風にしか思わなかったのですが、今振り返るとその優しさに深い感謝の気持ちが湧いてきます。

トラックから「い~しや~き芋~焼~きたて」というフレーズは大人になるにつれ聞かなくなり、今ではスーパーで石焼き芋が買えるようになりました。時代は変わるんですね。 

焼き芋の時期になると、あのおばさんから受け取った優しい味、笑顔を思い出します。

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